シャリエ学園都市レジデンス

三井デザインテック株式会社
インテリアコーディネーター
上村 加奈氏

こだわりのライフスタイルにふさわしい、くつろぎの時間を演出

千葉県船橋市に誕生するシャリエ西船橋は、JRや東京メトロなど5路線が乗り入れているターミナル駅です。短時間で、しかも直通で都心へアクセスできる利便性は、毎日の暮らしにゆとりをもたらすことでしょう。

インテリアデザインのコンセプトは「スマート&クリエーション」。都心へ通勤する夫と自宅で絵本製作の仕事をこなす妻の2人住まいを想定しています。お互いの仕事と趣味を尊重し、1日の終わりや、休日に過ごすくつろぎの時間を大切にするご夫婦をイメージしてデザインしました。

デザインのトータルイメージは、住む人の趣味を生かし、クリエイティブなシーンを演出する、 印象的で創作意欲の湧く空間演出を目指しています。 インテリアは全体的に、穏やかな木目のウォールナットにブラックやブラス(真鍮)色をアクセントに加えることで空間を引き締め、暖かみとスタイリッシュで先進的なイメージを併せ持つ空間となっています。リビングからオープンキッチンは、木調のタイルを連続して貼ることで空間の一体感と、天井の高さを強調しています。

キッチンでは取手や食器棚の金具などに鉄をイメージしたマットな黒をセレクトし、クールな イメージを加えました。また、ダイニングテーブルを照らすオブジェのようなライトが空間の アクセントになっています。 リビングから続くバルコニーには、室内と一体感のある家具を配置することで空間にさらなる広がりが生まれます。くつろぎの空間となるリビングには、深いグリーンのファブリックのソファ。個性的なアクセントクロスと額に入ったアート作品によって暮らす人のセンスを感じさせます。

主寝室の壁面には、目地を入れてパネル風に仕上げたアクセントクロスを使用。また、ベッドの頭上壁面に設置したボックス状のウォールシェルフは、ディスプレイスペースとして住む人の個性を発揮できる、インテリアのポイントになっています。窓際に置いたデスクは、自然光を利用したメイクスペースとして活用できます。

2人で使うことをイメージしたクリエイティブルームは、家で創作活動をする拠点であり、趣味のカメラを楽しむ空間でもあります。壁面には、黒板のようにチョークで書いたり消したりできる壁紙を使用。創作のアイデアやイラストなどを自由に表現できるスペースにしました。この住まいの中で、もっとも個性を発揮した部屋であり、また、将来は子ども部屋としても活用できます。玄関では、ランダムに配置したフックにセンス良く小物を配置。鍵や靴べらなど、生活感の出やすいものをディスプレイすることで遊び心のある「見せる収納」となっています。 暮らす人がもっとも居心地の良い住まいとは、その人のライフスタイルに合ったインテリアであることでしょう。モデルルームでは、2人の時間を大切にしながら、自由で、楽しい暮らしを実現できるようなインテリアデザインを心がけました。