シャリエ学園都市レジデンス

三井デザインテック(株)
インテリアコーディネーター
清水さくら氏

豊かな環境でスローライフを楽しむ住まい

シャリエ学園都市レジデンスは、神戸市西区の学園都市ニュータウン内に誕生。5大学1高専が集まる研究学園都市として発展し、利便性と緑豊かな環境が共存する立地です。そこで、上質な暮らしにふさわしい「スローライフを楽しむ家」をコンセプトに、趣と個性のあるインテリアをデザインしました。
ゆったりとしたリビングの一角には、寛ぎ空間の和コーナーを設けました。壁面のシックなクロスと、個性的な畳、ユニークな貼り方のタイルが、ナチュラルでありながらもスタイリッシュな空間を演出しています。ソファをバルコニーの窓と平行に配し、壁際にテレビボードを配置することで、リビングがより広く感じられると共に、キッチン、ダイニング、どこにいてもテレビが見える機能的なレイアウトとしました。丸太のようなリビングテーブルや、切り株のようなスタンドを設置することで、ナチュラルな温かみのある演出をしました。

ダイニングは、ダイニングテーブルをキッチンと平行に設置することで、食卓が独立した空間となっています。また、壁面の石調のクロス使いが空間全体のアクセントとなっており、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。光線によって表情を変える立体的な素材を使用しているため、日中の自然光と夜の室内照明では、それぞれ違うイメージで食卓まわりを彩ります。照明は、スローライフのイメージに合う素材使いが印象的なペンダントライトを採用、食卓まわりのアクセントにしました。

主寝室は、シングルベッドを2台配置し、広々とした贅沢な空間です。温かみのある色柄のクロスを使い、さらに洗練されたファブリックスをコーディネートすることで、上質な寛ぎの時間を演出。また、ファブリックガラスの引戸が美しいウォークインクローゼットは、内部に木目のクロスを貼っています。家具調の雰囲気を醸し出し、美しい収納コーナーを演出しています。

子ども部屋は、高校生の女の子の部屋をイメージしてデザインしました。子どもっぽくなりすぎず、アクセントになる個性的なクロスや、内装にカラーを合わせたファブリックスなど、モデルルーム全体の雰囲気となじむように「大人可愛い」を目指したインテリアです。子ども部屋のインテリアは、お子さまの成長を見据えて決めるとよいでしょう。家具等は、長く使えるようシンプルなデザインのものをセレクトし、買い替えのしやすいファブリックスなどで、今の年齢に合ったインテリア演出を楽しむと良いと思います。