美しい自然に囲まれた、人に優しく思いやりにあふれる街。大阪府 摂津市

環境に配慮した取り組みを行う、自然に優しい街づくり。

大阪の都市部から約10km、大阪平野の北部に位置する摂津市は、淀川の豊かな自然に育まれ、古くから農耕が盛んで、大阪と京都を結ぶ水陸交通の要所としても重要な役割を担ってきました。名前の由来は旧国名「摂津国」から(広域地名)とったものとされており、都心近接の環境豊かな街として近年注目を集めています。

  • 「人と心と街のバリアフリー」という方針で進んできた摂津市では、約6.8haに及ぶ「南千里丘まちづくり構想」を進めています。
    新たな都市核(南千里丘地区)づくりとして、阪急電鉄「摂津市」駅(2010年3月開業の新駅)を設置し、駅前の再整備や公共施設の移転を行い、利便性向上と環境に配慮しています。

    駅の東側には自然環境にも配慮した花と緑あふれる遊歩道と憩いの場として"境川せせらぎ緑道"が整備され、市民の皆様に親しまれています。この緑道も市民の皆さんの「なるべく自然に近い景観にしてほしい」という意見を取り入れたものです。

  • また、この駅は、環境問題に取り組むシンボル駅、日本初の「カーボン・ニュートラル・ステーション」でもあります。
    駅に起因するCO2排出量をゼロにする環境施策として、太陽光発電パネルの設置や、LED照明、壁面緑化、ホーム上屋で貯蓄した雨水を緑地散水として利用するなど様々なエコへの取り組みを行っています。駅南側駅前広場に開業した「阪急レンタサイクル摂津」による電動アシスト自転車のレンタサイクルもそのひとつ。太陽光発電パネルを利用した給電が可能で、普通自転車もあわせて合計300台が用意されています。自転車で、身軽に摂津の街ぐるり旅ができそうですね。
    また、公共施設においても、「せっつ・エコオフィス推進プログラム」として、省資源・省エネルギーをはじめ、環境に配慮した取り組みを行っています。

1,2.境川せせらぎ緑道 3.阪急「摂津市」駅 4.摂津市街並み

選べる交通手段と、他にはない都心部へのアクセスの良さ。

  • 阪急電鉄京都線、JR東海道本線、大阪モノレールと主要な3路線が利用でき、新大阪までは電車で約14分、京都へも約28分のダイレクトアクセスが可能です。
    また万博記念公園やイオンモール大日など、休日のお出掛けもスムーズにでき、通勤や通学、レジャーに快適なアクセスです。大阪モノレールは高い位置を走行しているので、沿いに咲く春の桜や夏の青々とした緑など、大阪市内の至る所の景色が楽しめます。四季折々の風景を眺めながらの移動は、それ自体がリゾートといえるかもしれません。
    また、大阪モノレールの実施する「夜景"ビールトレイン」は万博記念公園から摂津駅を通過し、門真市駅を走るという人気の夏イベントです。ホテルシェフによる軽食やビールを片手に、摂津の街の夜景を楽しみながら、普段のモノレールでは味わえない特別な雰囲気が楽しめます。

  • 2015年秋「万博記念公園」駅に開業する西日本最大級の大型複合施設「EXPOCITY」にも要注目です。延床面積約223,000㎡に約300の事業者が集まる規模感にも驚きです。日本最大級の観覧車と大型スクリーンを備えた複合映画館や水族館などが予定されており、教育とエンターテイメントを複合させた"エデュテイメント"がコンセプト。
    また、体験型アミューズメントパークやテーマパーク型の家電専門店、カメラのキタムラが大型書店と融合した「TSUTAYA BOOK STORE」など、さまざまな施設が誘致されるそう。国内初、関西初出店の飲食店も見所で、「ワクワク」「ドキドキ」を感じられる場となること間違いないでしょう。

1.大阪モノレール 2.イオンモール大日 3.「EXPOCITY」完成予想図

思いやりと奉仕の心が根付く、環境にも家族にもあたたかい暮らし。

  • 摂津の魅力はなんといっても、自然が多く残され穏やかな環境であること。淀川水系の本流である淀川をはじめ、3本の大きな川に囲まれた、自然豊かな水の街として知られています。大正川付近の平和公園には、梅や水仙、バラなど春夏秋冬を代表する花たちが咲き誇り、安威川沿いには約400m桜並木のトンネルがあったりと、四季折々でさまざまな表情が楽しめます。

  • 休日には公園で動物達と戯れる親子連れや、ジョギングで汗を流すカップル、公園のベンチで仲睦まじく会話を楽しむご夫婦など、ここが都会と至近であることを忘れてしまうほどです。川沿いの公園には、大きな広場や子供用の遊具も揃っており、いつも明るく楽しげな子供たちの声が聞こえてくるのも、川に囲まれた摂津市ならではの風景でしょう。

    このような穏やかな環境は、暮らしやすい街の魅力に繋がっています。また、毎年夏に開催される摂津祭りは、市民全員が楽しくコミュニケーションを図れる行事として、観光客だけでなく地元の人にも愛されています。

  • 淀川の北側、鳥飼地区で作られている摂津市特産のなにわ伝統野菜が「鳥飼茄子」。江戸時代から栽培されている丸なすとして有名です。京都の賀茂なすに似ていますが、やや下ぶくれで、果皮が柔らかく、果肉が緻密で独特の甘味が特徴的。収穫された鳥飼なすは、摂津市の学校給食への供給も行われています。 21年度には「大阪産(もん)」、のひとつに選ばれ、「鳥飼なすの漬物(ワイン漬け)」として、全国でも販売されています。

さまざまな魅力に包まれた摂津は、どんな暮らし方も受け入れてくれる包容力があります。思いやりにあふれる摂津の街だからこそ、なし得ることかもしれませんね。この街には、大人も子供も共に明るく暮らせる豊かさの種が、あちこちに隠れています。

1,2,3,5,6.大正川河川敷公園周辺 4.鳥飼茄子

住宅街や路地裏にひっそり佇む、摂津グルメを探して。

  • ヘルシーなメニューで人気の街角のお弁当屋さん。01キッチン・こらぼ

    「安心して食べられる、懐かしいおふくろの味」をテーマにした、"わたし発・未来を創るつながり弁当『こらぼ』"。これまでの経験やスキルを活かして社会貢献したいと考える、定年退職された方達が積極的に参加しています。国産食材を使い、添加物や冷凍食品を一切使わない手作り弁当は、一つ500円からとお手頃価格で人気。高齢者の方や障がい者の方の自宅への宅配サービスは嬉しいですね。

    住所:大阪府摂津市三島3-6-21 ツインゲート1F
    サイトhttp://kitchenkorabo.com/

  • ほっこり優しいお味とお手頃価格で話題のベーカリー。02バクのパン屋さん

    社会福祉法人施設が運営しているパン屋さん。キュートな黄色い外観が目印です。国産小麦を使用したパン生地は、しっかりとしていて本格派なのに関わらず、一つ100円からという安さも魅力です。小さな店内に並ぶパン達は、カレーパンやレーズンパンなどオーソドックスなものから、紅茶クリームパンやお好み焼きパンなど一風変わったメニューまで。人気パンは、お昼過ぎには売り切れてしまうものも。平日のみの営業なので注意してくださいね。

    住所:大阪府摂津市庄屋2-1-50
    サイトhttp://w01.tp1.jp/~a139809987/

  • 女性誌でも取り上げられた知る人ぞ知るパティスリー。03なっちのプリン

    メディアでも取りあげられ、地元では有名なお菓子屋さん。子供向けにアイシングクッキーにイラストを施すというオーダーメイドの注文が口コミで広がり、一躍有名になったそう。「キッズパティシエ」という、4歳のお子様から参加できる初心者向けお菓子教室も人気。自宅での開催は、お母さんにも喜ばれています。また、ケーキの宅配や移動販売も予約をすれば、エリア内は無料で行ってくれるという、サービス精神旺盛なお店です。

    住所:大阪府摂津市香露園3-17-4
    サイトhttp://nacchi-no-purin.jimdo.com/

  • 幻の「鳥飼なす」をかたどった摂津を代表する銘菓。04和菓子処 つくし

    正雀駅近くの商店街の一角にある、創業50年となる和菓子店。なにわ伝統野菜の鳥飼なすをモチーフにしたお菓子で、摂津市のお土産として、知る人ぞ知る名店です。この鳥飼なすは、大阪市内で栽培農家が1 軒だけになってしまった摂津市の特産品です。お菓子は、こしあんとゆずあんの2種類が用意されており、鳥飼なすの形をした種に自分であんこを挟んで食べられるようになっています。丸っこくて愛らしい形も人気です。

    住所:大阪府摂津市正雀本町1-22-6

  • 摂津市立ひびきはばたき園(就労移行支援事業)でつくられる、美しい陶芸品との出会い。05ふれあいの里 ひびきはばたき園

    ひびきはばたき園では、障がい者の方々が早く就労につけるように、必要な知識や能力の取得を目指して職業実習を行っています。必要に応じて、作業指導やレクリエーション行事も行っています。中でも、施設で作られている陶芸は完成度が高いと好評で、縁起物の干支の置物をはじめ、てびねりの小皿・湯呑み・花瓶など様々なものが手作業で作られています。オーダーも受付可能で、量産を行う製品は摂津市の行事やイベントでも出品されることもあるそうです。

    住所:大阪府摂津市鳥飼上5-2-8
    サイトhttp://hibikihabataki.org/index.html

※掲載の情報は2015年7月時点のものです。